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サラリーマン奴隷のふとしたことを

読書感想文:学問のすすめ(福沢諭吉)

要約:
 明治維新を経て平等の世の中になった今、国民全員に国の独立を保つことを目的に学問をすることを勧める。学問は囲碁や将棋といったものではなく、世の役に立つ実学をすることを勧める。また、論語読みの論語知らずや自分の家計の金勘定もできない経済学者など、実学をできていない人物にはなってはいけない。さらに、実学をすることで、職を得て衣食住を得て、一身独立することができる。一身の独立を以って、一国の独立は成る。しかし、一身の独立だけにとどまっていては蟻と同じだ。学問の目的は日本人として外国人と競うことにあることを忘れてはいけない。最近は、時期尚早に学問を辞めて仕事に就く人が多くなってきたのではと危惧している。
 また、独立するには、「品格」「判断力」「実行力」「人望」が必要になる。これも学問をしつつ身に付けるのが良い。「品格」とは物事の様子を比較し、上を目指し、自己満足をしないことだ。これは知識を持っているだけでは身につかない。インド、トルコが西洋の奴隷となってしまったのは、国内のみに注目しており「品格」の不足が招いた結果なのだ。また、進歩のためにはガリレオの地動説のように、疑うことが必要になる。物事を信じる、疑うの取捨選択には「判断力」が必要になる。その基準を示すことはできないが、西洋を盲目的に慕うような、信じることと疑うことのバランスを欠いた者が世の中にいるようである。次に、正しいと判断することと、それを実行することは別のことだ。(判断のための)議論ばかりして実行しない「実行力」のない者は不平家に多く、人に嫌われ孤立することが多い。不平を言うのではなく、まずは自分でそれをやってみる、それができなければ、その難しさと重要さを考えよう。最後に「人望」がない者は何もできない。「人望」は知性と徳によって次第に獲得していくものだ。例えば弁活の技術を以ってそれは獲得できる。「円い水晶の玉」を説明するにも、「円い水晶の玉」とだけ話すのと、「丸いというのは角がとれて団子のようになっていることです。水晶とは山から掘り出すガラスのような物で山梨あたりからいくらでも出ます。この水晶でつくった転がる団子のような玉のこと」と解説すれば理解が十分に進む。使って悪いことのない言葉を使わないのは弁舌の技術が不足しているのだ。そして交際を広めて色々な人と接っしていくことだ。

読むきっかけ:
近代史を知り、現代社会を解釈したい。

感想:
 福沢諭吉いわく、学問の目的は外国と競うこと。これは、アジアの国々が次々に西洋列強に支配されていく、明治の時代ならではの発想だっただろう。NHKで「坂の上の雲」を見た時に、主人公のうちの二人は軍人なので、その生き方は「学問のすすめ」の内容を実行した結果だと納得できる。また、封建制から機会平等の社会が訪れた明治の高揚感は「学問のすすめ」によってさらに促進されたろう。
 しかし、時代背景が異なる今、外国と競うことが学問の目的だと言ってもピンとはこない。僕が高校の時に、周りの友人は医者や建築家になりたいという目標をもって勉強していた。なりたい職に就くための勉強だ。でも僕にはあまり強くこの職に就きたいという目標がなかった。
 僕は今はもう金融機関のサラリーマンだ。仕事は楽しくない。新卒の時は、仕事が一番大事、ミッションはなんとしてもやり遂げるのだ、といった使命感があったけれど、今の僕にはそれがない。細切れになったタスクを右から左に運ぶだけだ。それでも仕事をするのは、生活のために他ならない。僕は蟻だ。
 カフカの「変身」を何となく思い出す。蟻であることに不安を感じている。このままではつまらない人生を送ってしまう。家族との生活が楽しければ十分と割り切ることはできない。さて、学問をする必要があるようだ。

余談:
 福沢諭吉は政府に頼ることなく、民間の力をもっと強める必要があるとも主張している。その方法として慶應義塾での学生教育を執った。よく、民間企業の社長の出身校は慶應義塾が1番多いと聞く。福沢諭吉の理念が結果として現代社会の社長数として分かり易く出ている。そういえば僕が働いている会社のトップも慶應義塾出身だ。

床生活で足が短くなる?

神奈川のマンションに住んでいた時のこと。食事や団らんにはダイニングテーブルと椅子、ソファを利用することが殆どだった。その後、転職して住むことになった社宅が畳であり、部屋の広さは十分だけれど、掃除をし易いように、居間にはテーブルを置いておらず、子どもと嫁も未だ実家にいるので一人での生活にテーブルがある必要が無かった(ご飯は台所で作り、そのまま台所で立食いしていた)。

先日、そろそろ実家から私との共同生活をするべく、嫁と子どもがこれからの住まいとなる社宅を見学に来たのだけれど、その際にご飯を給仕していて、やはりテーブルがないと不便であり、和室でもあるから、ちゃぶ台の購入を検討し始めた。
また、僕は肩こりが酷くて、いつも嫁さんに肩もみをしてもらう。以前、肩こりの原因は猫背にあり、床に座る生活やバランスボールがその防止になると主張するサイトを発見した。
http://d.hatena.ne.jp/eigon/touch/20130904/1378248645
それが正しいのか、身をもって検証したいと考えるに至ったのもちゃぶ台を購入したい理由の一つだ。

ところが、
嫁:「床に座る生活は脚が短くなったり、形が悪くなる原因なんだって」
僕:「え、本当(絶対にデマでしょ)?」

問い:
何故そんなこと(短足は床生活が原因説)が言われるようになったのか?

仮説:
西洋人の足が長いのは椅子に座るから。日本人の足が短いのは床に座るから。
上記のようなことを誰かが言い始め、それが広まったのでは?

検証:
床生活で足が短くなる、と言及したブログもある。嫁だけでなく、世間一般に広まっていることのようだ。
http://www.mukyoyo.com/entry/short-legs

なお、僕自身は小さい頃から椅子生活だった。僕の脚の長さはたぶん短く無い。形は真っ直ぐ伸びており、密かに自慢に思っている程だ。脚だって早い。小学生の時のマラソン大会では1位になったことだってある。したがって、「短足は床生活が原因説」の否定に僕はサンプルとして適していない。

日本正座協会は脚の短さと正座に因果関係はないものの、O脚の原因の一つは正座と指摘している。
http://www.seiza.net/kobanasi.html

ネットで各サイトを見てみたけれど、「短足は床生活が原因説」の主張とその反論の割合は8:2程度であると実感。ただし、どちらも科学的な検証をしたわけでなく、仮説の域を出ない。これでは正しい結論も分からない。

行動:
ちゃぶ台を購入しました。
http://item.rakuten.co.jp/kagukoubou-mei/11030101/
床生活をすることで、デメリットとして子どもの脚が短くなるかもしれませんが、あくまで、そうなるかもしれないということです。それよりも姿勢が良くなる、スペースを効率的に利用できる、さらには畳にはちゃぶ台が良く合うというメリットをとることにしました。


余談:
「短足は床生活が原因説」の反論として、短足の多くは十分な栄養が摂取できなかったことが原因と主張している。確かに最近、近所の小学生や姪っ子を見る限り、小学校高学年とは思えない程、でかく感じる。

さて、ゴールデンウィークに久しぶりに友人と代々木公園を歩いた。原宿に近いからか、今時風の服装をした若い女の子がたくさんいた。皆同じような格好をしている。良くも悪くも、他人から影響は受けるものなのだ。僕と友人の目の前を歩いていた3人組の女の子たち。皆、同じような格好をしている。カーディガンに体にフィットしたデニムパンツだ。全員が同じ背丈(155cmないくらい)で、全員が短足で脚の形も凄く悪い。何故だ?

なお、2015/2に僕はベトナム一人旅をした。その際に、女性のスタイルの良さに驚いた。韓国のファッションが流行している(田舎のお家訪問ツアーの時のガイドの現地大学生に教えてもらった)とのことで、若い女性はほどんど体にフィットしたデニムパンツを身につけており、原宿の女の子たちと変わりない服装だ。スタイルの良さの明暗がはっきりした。日本人にもスタイルの良い子は沢山いるが、割合で言えば、ベトナムが勝ちだと思う。それを裏付ける面白いレポートも当時、現地で調べたので興味のある方はご確認ください。
http://www.dreamincubator.co.jp/asia_asia/56.html

栄養摂取が容易になったからとはいえ、食の内容も十分に気をつけるポイントなのだろう。

 

子とAmazon

僕が25歳くらいの時から周りの友人がちらほらと結婚し始めて、さらに27歳くらいから子供が産まれ始めました。周りからの影響は意識せずに受けている、と言いますが、私も27歳に結婚し(ところで、結婚前は今の奥さんとずっと一緒にいるつもりだったので、結婚しなくてもいいではないかと考えていましたが、今は税金の関係から結婚した方がいいと考えています。目的と形式が一致していない例の一つです)、今年の3月に子供が生まれました。


子供が産まれてから、我が子がこんなにも可愛いと思うに至るとは。そして、自分がこれまでに経験してきた苦い経験をこの子も経験していくと思うと胸が痛みます(僕が小学2年生の時に木の枝から他の枝に飛び移ろうとして、それに失敗して地面に落ちて腕の骨を折りましたが、そんなことが無ければいいなあ)。

さて、可愛い子供がいると、自然と写真も増えるのはないでしょうか。僕もその一人なのですが、PCのストレージの空き容量が少なくなってきました。外付けのハードディスクを買うか悩むかと思います。ただ、外付けハードディスクに入れた写真を再度見る機会は少ないのではないでしょうか。外付けハードディスクとPCを接続するだけの、たったこれだけの作業が何とも面倒です。そのうち外付けハードディスクはどんどん引き出しの奥に行き、終いには利用されないくなってしまいます。

では、安いクラウドサービスはないものでしょうか?私はAmazon Photosを利用するにいたりました。さすが、最強のIaasであるAmazon Web Service(以下URLの中段にある図だけ見れば、とりあえず市場におけるAmazonの立ち位置が分かります)
https://www.gartner.com/doc/reprints?id=1-2G2O5FC&ct=150519&st=sb
を提供する同社のサービス。なんとプライム会員なら無料で写真を無制限にアップできます。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1003590/012000122/?rt=nocnt

Amazonのプライム会員の方は、一考の価値あるサービスかと思います。

再就職しました

地元企業に採用いただきました。無給の期間が続いたので、焦りもありましたが、一安心できました。

採用審査の際は、面接の他に、SPIのような事務能力を測る試験を受けました。 試験問題は2部構成で
1部目は緑色の文字で赤と書いた文字の場合、その横に書いてある赤青緑黄のうち、緑に○をつける(色と同じ漢字を選択)、
2部目は緑色の文字で赤と書いた文字の場合、その横に書いてある赤青緑黄とあり、赤に○をつける(漢字と同じ漢字を選択)、
というような内容です。

試験の際は、採用面接の日程調整をしていた方とは別の女性の担当者が来て、
「1部目の制限時間2分です、はじめてください」
と言われ、試験を開始したのですが、久しぶりにこのような試験を受け、集中できなかったなあ、という感触でした。その後、女性の担当者が
「2部目の制限時間は1分30秒です、はじめてください」
!?
30秒短いじゃん!?殆ど試験内容も分量も同じなのに、何故30秒短いの??僕が何か気に障るようなことしましたか?確かに生まれてこのかた、女性に良い印象を持たれてこなかった方だとは思いますが、そんなことがにじみ出てのご判断でしょうか??
小さい声で「赤だから赤に○」とかつぶやいて、集中して試験に臨みました。

結果的には採用いただいたので、ただの思い過ごしだったのだろうなあ。

返金された場合は領収書を返す必要がある?

証券会社に勤めていた頃、システム部に届く請求書を私が管理していました。私がチェックして問題なければ、部長に承認いただく。問題ないかどうかの判断が出来ない場合は請求元や商品やサービスを発注した社内の担当者に確認するという作業をしていました。部長に承認いただいたら、経理に請求書を渡します。地味な作業でしたが、小さな金額でも不当な請求と部長が判定した場合は当たり前ですが、物事がはっきるするまで確認しました。不当な請求である場合は請求元が請求書を再発行するなどの対処をしていただきました。不当でない場合も部長に私から説明する必要があるので、理解できるまで先方としつこくコミュニケーションをとりました。システム開発や保守案件のベンダー管理が私の仕事の大きなウェイトを占めていた、言い換えると自分がギリギリだなあと思う件数の案件を振られていたので、大きなウェイトを占めている必要がありました。請求書で問題がある場合は確認作業に時間をあまりとられたくないので、「あぁ、まじか、帰宅時間が遅くなるなあ」と心のなかでつぶやいていました。

 

さて、話はいったん変わって奥さんが妊娠しました。妊娠初期に妊婦が風疹にかかってしまうと胎児に視覚障害などの悪影響が出てしまう可能性があります(http://192abc.com/26723)。そのため、返ってきた地元の市が妊婦の家族は風疹検査を無料で受けられる助成をしてくれていました。私もその助成を受けて、市が指定するクリニックで、助成を受けた検査を希望する旨を話し、採血していただきました。数日後、検査結果を伺いにクリニックを再訪しました。検査結果は風疹の抗体があるとのことで一安心しました。

 

お金の話に戻ります。
受付で最後に380円になりますと言われました。「ん?市の助成を受けられるから無料なはずなんだけどなあ、再診料って書いてるし、検査は無料だけど検査結果を聞くのは金がかかるっていうことか、複雑だなあ。」と思って、おとなしくを支払ったのですが、どうも納得いかなくて別に380円がなくたって死ぬわけじゃないけれど、市に後で確認したところ、確認でき次第折り返し連絡するとのことでした。

 

2週間後にクリニックから電話がかかってきて、返金させて欲しいので診療時間中にクリニックに来ていただきたい、と留守電が入っていました。(市からは何も連絡こず、「そこは端折るんだ」と少し残念に思いました)。いざ、クリニックに行って、前回の明細書を提示して、留守電で返金いただける旨の連絡をいただいたと話し、医者から謝罪いただきました。ここまではよかったのですが、最後に受付に呼ばれ、
受付「領収書はありますか?」
僕 「ありません」
受付「お持ちでしたら破棄しておいてください」
僕 「すみません、先ほど渡した明細書は返していただけないのでしょうか?」
受付「はい」
ん???お金を支払ったのに、病院が返金したから僕がお金を支払ったことはなかったことにしろ、ということか。

 

納得できない。
まず、患者(私)に対する応対に納得できない。領収書が必要なのだとしたら、「領収書をお持ちください」の一言があっていいはずだし、提示した明細書も思いついたかのように回収して「返せません」とは、納得できません。
さらに、お金を扱うものとして納得できません。お金に時間が掛かると金利が発生する。当然、僕は金利を支払って欲しいとは思わない。だけど、お金を扱う者の道理として、一度お金を支払った人に領収書を破棄させて、そもそも金銭の受渡しをなかったコトにする、っていうのは絶対に間違っている。
では、どういう対処が正しかったのか?以下URLを確認したところ、マイナスの領収書はそもそもありえないということで、僕が領収書を発行して、病院が受領することが正しかったのだろうと理解しました。少し面倒なだけで、この程度のことはやりますよ。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13131945793
余談ですが、以下URLはトピ主さんが最後にいじめられていて笑った。
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2009/0525/241741.htm?o=0
さらに、ですが、「なぜ明細書は返していただけないのでしょうか?」と質問せずに妥協してしまった自分に納得できません。

 

さて、就活中ですが、職を得たら真剣に働こう。

 

 

近所の自転車屋

東京で働いている頃、運動不足にならないために自転車で移動することが多かったです。自転車のタイプはシングルスピードバイクで、選択した理由は見た目がかっこ良かったからですが、東京のような長い坂がない信号の多いエリアでは機能的にも有効だったと思います。

地元に戻ってきても移動手段として自転車を利用しています。ただ、近くに獲得標高500m程度の山があり、そのヒルクライムにはどうしてもシングルスピードバイクでは脚力的に厳しいです。交通標識で確認できる限りすが、最大勾配は12%であり、どうしても軽いギアで登坂しないとペダルを回せません。なので、嫁さんに借りている前3枚、後ろ7枚のクロスバイクで登っているのですが、やっぱりロードバイクで登りたい!と思い購入を検討しています。

本日、近所のロードバイク屋さんに行ってみたのですが、あいにくの水曜定休でした。店の入口の張紙に「業務をスムーズに進めるために完全予約制としています」との記載が。修理が完全予約制ってことだよなあ?勇気を出して営業日にお店を覗きに行ってみようと思います。

 

SoftBankのiPhone5(Simロックされている)の通信契約を解約してきた

政府はキャリアに対して通信量を値下げするよう要請しているようですね。

http://biz-journal.jp/2015/10/post_11922.html
確かに、私の場合は毎月7,000円ほどの請求があり、9月に地元に帰ってきて現在無職であるということもあり高いなあと感じていました。そこで、以下の記事を参考に近所のauショップでGRANTINA2を購入してきました。
http://yesmvno.com/galapagos-2dai/
通信プランは月に25分は無料というプランSSシンプルを選択し、以下の通りの費用となります。

初期費用
・端末代金                         32,400円
SoftBankからauへのキャリア変更によるキャンペーン値引き -21,600円
・契約に伴う事務手続き費用                  3,240円
SoftBankの2年縛りの違約に伴う解約料           10,260円
・解約に伴う事務手続き費用                  3,240円
計 27,540円

月額費用
・プランSSシンプル(25分は月に通話無料)          1,008円
ダブル定額スーパーライト(これに入らないとキャンペーン値引きを受けられない)401円
・mineoのsimカード(3GB/月)※                900円
計 2,309円
※スマフォはやっぱり使えないと不便なのでMVNOのmineoのsimカードを嫁さんが昔利用していたandroidに差し込んで再利用
http://mineo.jp/

月額2,700円の節約となるので10ヶ月で初期費用を回収できる計算です。
いやあ、回収まで長いなあ。しかし、もう月額の高い請求金額を見ることもないので精神的な安静が得られるのでよしとしよう。

 

マイナンバー制度の内容を確認した

マイナンバー制度が始まった!とは言え、よくわからないなあという方は多いのではないでしょうか?私もその内の一人でして、本日はどういう制度なのか本を読んで確認した内容を記載します。

マイナンバー制度の目的は?
政府が国民ひとりひとりに番号をつけることで、「社会保証」「税」「災害」にかかわる行政サービスのコストを下げることが目的。コストを下げることで、行政は国民に対してプッシュ型のサービスを提示できるようにすることも目的の一つ。

プッシュ型サービスとは、いついつまでにお金を収めてください、などのようなサービスのことのよう。イメージとしては、オンラインの銀行口座や証券口座などのログイントップ画面の「お知らせ」にシステムメンテや制度変更の連絡がありますが、そのような類の行政サービス版と私は解釈しました。推測するにぶっちゃけ、ちゃんと納税しない人は逃さないぜ!っていう施策でもあろうかと思います。

・セキュリティが心配って言われているけれど?
情報の一元管理をしないことで、仮に情報漏洩があった場合でも全部の情報が漏れないような工夫をしているようです。個人番号と各情報の割符のみが管理されたシステムと、割符と個人情報の詳細が管理された各システムに分かれている。つまり、個人番号と個人情報の詳細(例えば納税額など)は一緒に管理されていないようです(割符と個人情報の詳細が一緒に管理されている)。

情報漏えいは外部よりも内部が原因かと思うので、分散管理しているから漏洩対策は十分とは云えないと思いますが、国家公務員の方々はセキュリティ意識の高い方々が多かろうかと思います。

・マイポータルで自分の情報へのアクセスログが照会できる!
上記の通りです。

やはり不正利用されていないかなどの監視機能として、ユーザにアクセスログの閲覧を許可しているのは驚きました。各所からのアクセスが頻繁にあったりすると何か自分は悪いことしちゃったのかなあ、と心配になってしまいそうです。なお、マイポータルへのアクセスはICチップが埋め込まれた個人番号カードを利用するとのこと。つまり、個人番号とパスワードで枚ポートあるにログインすることはできない?!

・ICチップを読み取るICカードリーダ・ライタの需要が高まる?
総務省ではNFCという技術を搭載したスマホで個人番号カードの認証を想定しているようです(以下URLの資料のP15)。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000314021.pdf

なお、NFCとはNear Field Communication(近距離通信技術)の略称で、Suicaなどに利用されているFeliCaNFCの規格の一つのよう。
http://xperia-freaks.org/2015/01/04/nfc/

ICカードリーダ・ライタは購入した方がいい?
e-taxで確定申告される方は住基カードを読み込むICカードリーダ・ライタを利用されているかと思います。さらに個人番号カードでもe-taxが利用可能になるとのことで、この際ICカードリーダ・ライタを購入したほうがいいのだろうか?特にiPhoneユーザーにとってはiPhoneNFC機能が搭載されるのもまだ先になるだろうし、気になる所かと思います。個人的には以下を参考に購入しなくていいと判断しました。

http://www.e-tax.nta.go.jp/toiawase/qa/mynumber/01.htm
抜粋
〜〜〜〜〜
2. 社会保障・税番号制度導入を契機として、個人の利用者について、平成29年1月以降は、申告の際に、現在の公的個人認証サービスに基づく電子証明書を利用する方式に加え、公的個人認証サービスに基づく電子証明書及びICカードリーダライタを利用しない新たな認証方式(注)の導入を予定しております。
(注) 新たな認証方式とは、携帯電話等を利用した音声通信認証等による本人確認を行った上で交付された利用者識別番号及び暗証番号を使用し、申請等を行う方式です。
〜〜〜〜〜
つまり、ICカードリーダ・ライタを利用しないでe-taxの認証するとのことです。

 

以上、マイナンバー制度について確認した結果、現在私が利用している通信料の高いsimロックされたiPhone5よりもMVNOを利用してNFC機能のある新しいAndroidが欲しいと思うに至りました。ただ、2年縛りの解約料って本当にユーザにとっては煩わしいなあ。

 

環境保護

GoogleStreetViewの車にAclimaという会社の大気汚染の程度を計測するセンサーが取り付けられたそうだ。
http://jp.techcrunch.com/2015/07/30/20150728software-eats-smog/


気候変動待ったなし、CO2の排出量を減らさないとまずいぞ、という状況らしい。
一方でOECD参加国は十分に環境保護のための施策を実行できていないそうだ。
参考:2052 ヨルゲン・ランダース著
http://www.amazon.co.jp/2052-%E3%83%A8%E3%83%AB%E3%82%B2%E3%83%B3-%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%B9-ebook/dp/B00ED7S8PK/ref=la_B004LURWJW_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1438657080&sr=1-1

蛇足だけれど、個人的にはドイツは環境保護を頑張っている、と感じている。
参考:日経の記事
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2400F_U0A121C1000000/

そんな中で大気汚染の程度を計測するセンサーをGoogleStreetViewを撮る車に取り付けて、大気のデータを大量に収集する取り組みは、今の世界の流れに一石を投じる機会になるのではないだろうか?

 

ビットコイン

以下のビットコインの本を読みました。

 

暗号が通貨になる「ビットコイン」のからくり (ブルーバックス) 

本の内容が正しいかはわかりませんが、ビットコインはもともと、ハッカーたちで作ったもので、ハッカーたちの間で、例えばfacebookでいう「いいね」を表現する手段としてビットコインを送付していた、そうです。

そのビットコインに値段がつき始めて取引されるようになった。(お金を出しても欲しいという人が出てきた)

ビットコインの有利な点としては決済(資金のやりとり)がローコストという点。
ローコストの理由はサーバー‐クライアント間のやりとりでははくp to pのやりとりである点。

p to p の間に偽装した情報を差し込むことを防止するために、マイニング(あたらしいブロックを発見すること)でbitcoinが新しく手に入るようにして、正常な情報伝達にインセンティブを与えている。
(ここがキモだとおもうのですが、よく理解できませんでした)

決済がローコストである、ということは少額の海外送金で便利なので、そういったやりとりに利用すればいいのではないのだろうか?それとも、少額の海外送金でも受け取りたいと思うような人はそもそもコンピュータを持っていないか?

海外送金に伴う決済手数料には問題がある(高コスト)と指摘するtedトーク
https://www.ted.com/talks/dilip_ratha_the_hidden_force_in_global_economics_sending_money_home/transcript?language=ja

 

ところで、tedトークではm-pesaと呼ばれるアフリカの決済の発明を紹介している。

https://www.ted.com/talks/toby_shapshak_you_don_t_need_an_app_for_that/transcript?language=ja
m-pesaでは一日に0.025billion $がやりとりされている。比較として東証一部の一日の売買代金が2兆円として約20 billion $。
bitcoinではなくm-pesaがモバイル通貨の未来、という表題の記事を書く人も
http://readwrite.jp/archives/9067


決済の形がひとつになるべきとは思わないけれど、IT関連のサービスはだいたい一人勝ち状態になるような気もする。
ex.
Google > Yahoo
Apple > Microsoft
Android > iOS >>>> WindowsPhone

 

いづれにしても、個人的な印象としてはbitcoinは円やドルといった通貨ではなく金、銀、銅といったコモディティに近い印象がある。やはり通貨というのは中央銀行財務省が紐付けられている方がしっくりくる。

撃墜王

地元に戻ることにしました。そのため6月に仕事をやめました。
時間がたくさんできたので、以前からやりたいと思っていた以下をすることにしました。

 ロマサガ2をやり直す
 キングダムを一巻から読む
 ツール・ド・フランスをリアルタイムで全部見る

 

ロマサガ2は小学2年生ぶりにやりましたが、おっさんになっても面白いですね。当時は閃けなかった千手観音、イヅナ、ファイナルレター乱れ雪月花を拝むことができたので満足です(なお、剣の最強技である不動剣はどうしても閃けず、youtubeで我慢しました)。

キングダムはシドニアの騎士を薦めてくれた友人から面白いと教えてもらった漫画です。中国の歴史の勉強にもなるかなと期待して読み始めましたが、あまりそちらの方は頭に残らず、ただ漫画として面白いな、といった感じでした。

また、シドニアの騎士をもっと面白く見れるかなと、「大空のサムライ」を読みました(撃墜王つながりです)。著者である坂井三郎氏の体験談である本書は操縦士のギリギリの相手や自分との戦いが書かれています。印象的だったのは、ラバウルから約2,200km離れたガダルカナル島を目指す際のエピソードです。
2,200kmのゼロ戦での移動はそれまでの日本海軍史上に例のない長距離だったため、著者は栄養補給の機内でとる食事に普段は飲まないサイダーを持参。飛行中に喉が乾いたので、これを開けようとしたところ栓抜きがない、、、かろうじて持っていた携帯用缶切りでこれで開けたところ上空は低気圧なのでサイダーが吹き出て風防のガラスに付着し曇りガラスのようになってしまったそう。レーダーの技術が無い当時の戦闘飛行において視界が悪いのは命とりなので、何とかして風防のガラスに付着したサイダーを拭き取る必要があるが、水拭きするための水がない、、、著者はツバで風防についたサイダーを拭きとったそうです。

さて、肝心の大空のサムライを読むことで、よりシドニアの騎士を面白く読めるか、という点ですが、そんなことはなさそうです。それぞれは面白いのですが、2つ読んだからよりどちらか一方が面白くなるといったことは期待できません(ええ、結果は予測はできていましたが、何か新しい本を読むきっかけが欲しかっただけです)。


ところで、キングダムや大空のサムライを読んで、やっぱり戦争って物資の補給とか、どう攻めるかといったことを考える上で地理が重要なのだなあと改めて思い知りました。今度は地理、軍事つながりでアジアと通貨について色々と本を読んでみようかと思います。

 

塔ノ岳

6/12(土)に塔ノ岳に登りました。
当初、丹沢山に登ろうと考えていましたが、以下ページを見て、「ああ丹沢山とはいろんな山の総称なんだ」と勘違いし、じゃあその丹沢山の中でも一番高い山に登ろうと考え、塔ノ岳登山に至りました。
http://www.kankou-hadano.org/hadano_mountain/index.html

実際に塔ノ岳山頂に行き、以下の道案内をみて、認識が改まりました。


          丹沢山 2.6km →

 

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早いうちにリベンジします。