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サラリーマン奴隷のふとしたことを

ビットコイン

以下のビットコインの本を読みました。

 

暗号が通貨になる「ビットコイン」のからくり (ブルーバックス) 

本の内容が正しいかはわかりませんが、ビットコインはもともと、ハッカーたちで作ったもので、ハッカーたちの間で、例えばfacebookでいう「いいね」を表現する手段としてビットコインを送付していた、そうです。

そのビットコインに値段がつき始めて取引されるようになった。(お金を出しても欲しいという人が出てきた)

ビットコインの有利な点としては決済(資金のやりとり)がローコストという点。
ローコストの理由はサーバー‐クライアント間のやりとりでははくp to pのやりとりである点。

p to p の間に偽装した情報を差し込むことを防止するために、マイニング(あたらしいブロックを発見すること)でbitcoinが新しく手に入るようにして、正常な情報伝達にインセンティブを与えている。
(ここがキモだとおもうのですが、よく理解できませんでした)

決済がローコストである、ということは少額の海外送金で便利なので、そういったやりとりに利用すればいいのではないのだろうか?それとも、少額の海外送金でも受け取りたいと思うような人はそもそもコンピュータを持っていないか?

海外送金に伴う決済手数料には問題がある(高コスト)と指摘するtedトーク
https://www.ted.com/talks/dilip_ratha_the_hidden_force_in_global_economics_sending_money_home/transcript?language=ja

 

ところで、tedトークではm-pesaと呼ばれるアフリカの決済の発明を紹介している。

https://www.ted.com/talks/toby_shapshak_you_don_t_need_an_app_for_that/transcript?language=ja
m-pesaでは一日に0.025billion $がやりとりされている。比較として東証一部の一日の売買代金が2兆円として約20 billion $。
bitcoinではなくm-pesaがモバイル通貨の未来、という表題の記事を書く人も
http://readwrite.jp/archives/9067


決済の形がひとつになるべきとは思わないけれど、IT関連のサービスはだいたい一人勝ち状態になるような気もする。
ex.
Google > Yahoo
Apple > Microsoft
Android > iOS >>>> WindowsPhone

 

いづれにしても、個人的な印象としてはbitcoinは円やドルといった通貨ではなく金、銀、銅といったコモディティに近い印象がある。やはり通貨というのは中央銀行財務省が紐付けられている方がしっくりくる。