journal

サラリーマン奴隷のふとしたことを

写真「焼き場に立つ少年」を見て感じたこと

子供が1歳と10ヶ月を迎えた。
見たい映像以外がテレビに映っていると、首を横に振る。
最愛のママがトイレに行くと、トイレのドアを開けてくれと私の手を引っ張る。
米が入った袋を閉じようとすると、泣き叫ぶ(米を触って遊びたいのだろう)。
色々と主張するようになってきた。

 

最近、人事異動でこれまでとは別の仕事をすることになった。
転職は2回したけれど、人事異動は初めてだ。

異動先の部署では、個人向け国債の取引、
短期金融市場での資金のやり取りのサポートをしている。
これまでに馴染みがないことが多い。

周りに合わせられるよう色々と家で勉強しないといけない状況なのだが、
迫る資格試験の勉強を優先せざるを得ず、仕事に関する調べ物がなかなかできない。

業務時間中に先輩に不明点を聞ければ良いのだろうけれど、
仕事をこなすことを優先してしいまい、不明点を不明のままにした
消化不良が続いてしまっている。

 

妻は家事や子育てを一生懸命やってくれてはいるのだけれど、
もっとこういうサポートをして欲しい、
というような要望も余裕のあった前よりいっそう出てくる。

小豆を煮て欲しいと伝えているのに、やろうとしない(結局、私がやる)。
気分転換に外に出かけようとしたら、いつも利用している防寒着が見当たらず、
妻は一緒に探そうとしてくれずに子供と添い寝していたりする。

些細なことだ。
でも、私が外で忙しく働いている一方、
妻は専業主婦なのだから私の都合を優先して欲しいと思ってしまい、
些細な事の怒りが増幅するのだ。

 

ふてくされて外に出かけずにtwitterを見ていたら、
「焼き場に立つ少年」という写真が目についた。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180102/k10011277371000.html

少年に背負われた幼児は僕の子供に近い年齢だろうか。
もし、これが僕の子供だったら。
どうしても、想像してしまう。
涙が出そうになった。

 

自分が怒ってふてくされていることがちっぽけに思えた。
33歳になって自分の考え方も成熟したなと感じたこともあるけれど、未熟だった。

自分で自分に同情していた。

少しだけれどお金はある、雨風をしのげる家がある、家族もいる。
十分幸せなのに。

一つ一つ、焦らずに知らないことを確認する、それだけだ。