journal

サラリーマン奴隷のふとしたことを

新年、友人宅に遊びに行った。

高校1年の頃から付き合いのある友人。
彼は成績優秀で大学は希望の医学部に合格、部活で知り合った彼女と結婚し、
今では子供も2人いる。イケメンでもあり、高校時代の同級生女子はだいた
い彼のことがLoveかLikeだったと思う。
大学以降も東京に遊びに行くときは一緒に飯を食べたり、僕が就職で東京に
行ったときも、奥様と僕の嫁さんと一緒に御飯を何度か食べた。
その友人から12月に久々に連絡があり、元旦に実家にいるから、都合つけば
会おうということになり、友人実家に私、嫁、息子、娘の4人で遊びに行くこ
とにした。

友人実家に行く。
お邪魔した実家は、高校時代、何度かお邪魔し、友人と一緒にお泊まり会的な
こともした、馴染みのある場所だ。久々の行くはずなのに、場所はなんとなく
覚えていた。

賑やかな友人実家。
友人実家には友人妹の子供3人に友人の娘2人と賑やかだった。
友人父は子どもたちの相手で忙しそうだった。
友人母と奥様は台所で忙しそうに支度をしていた。
友人母が言った。
「誰かに似てるって言われない?あのスーツのCMに出ていた、たしか須藤元気。」
「2019年、始まってそうそう、嬉しいです、よくお笑いの土田晃之に似て
いると言われるので。」

久々にお会いする友人奥様。
「砂糖はいりますか?」
友人、私、私の嫁は一同に言った。
「いりません、大丈夫です。」
コーヒーを出してくれた。
本当は友人奥様ともゆっくり話をしたかったのだが、台所や子供の面倒で
話す時間が全然とれなかった。もしかしたら、あまり好かれてはいないのかもし
れない。今考えれば、友達、奥様の東京ご自宅に何度かお邪魔して、私が何度か
酔っ払ってしまったこともあり醜態をさらしていた。酩酊していたとはいえ、
あの時の関西風すき焼きは今でも美味しかったことをはっきりと覚えている。

美人な記憶がある友人妹さん。
友人妹さんも子供3人の面倒であったり、やっぱり台所にいた。
なんとなく友人母似で父似である友人とは似ていないが、美人さんだったと
記憶していた。実際にお目にかかり、やっぱりその通りだった。
高校時代は、友人から、妹はなんだか色んなことで悩んでいるようだと聞い
ていた。そういう時期に友人も高校3年生の生意気ざかりの僕らに妹をはち
合わせさせたくなかっただろうと思う。もしくは、はち合わせさせないように
そういうことを言うよう両親から友人に言われていたのかもしれない。
やっぱり、高校3年生というのは女の子に興味があるから少しでもそらそうと
いう意図があったのかもしれない。当時も(今も)僕は阿呆なので、友人の
妹にそういう好奇心はあまり向けられていなかったのだが。
妹さんとは友人結婚式でしか会ったことがなかったと記憶しており、その際は
会話もしなかったと思う。ちなみに、僕はその時、友人代表でスピーチした。
一生懸命やったスピーチで、あれ以降、それ以上の出来のスピーチができた事はない。
帰り際に妹さんにお声がけした(キレイな人には声をかけておきたい助平心みたい
なのが話す動機の大半だった)。
「あの、妹さんとお会いしたことありましたっけ?」
「高校の時にお泊りに来た際に、兄が先に高校に行った後に林さんが後から
起きてきて、その時に朝ごはんをご一緒しました」
友人も言った、
「あの時、お前、遅刻して学校来たんだよな」
確か、そんなことがあった。友人が先に勉強のために朝早く学校に行き、
僕は遅刻して学校に行った。友人宅でゆっくり朝ごはんを食べて。
真面目な人生を歩んできていると自分では思っていたが、そうでもないらしい。

アメリカに留学に行く友人と会話。
1月中旬にポスドクとしてUCSFに留学に行く友人。たぶんすごい大学なんだろう。
不真面目な僕と、友人とでは、高校時代から差を付けられていたが34歳の今となって
こんなにも差が付いたものかとも思う。だが、友人のこれからの活躍はやっぱり
応援したい。もっとも聞きたかったのは勉強のコツだった。
「子供いれば家で勉強できないよね。」
「気合でカバーするところはあるよ。」
「人に合ったやり方がある。」
「小さな成果を積み重ねるのは大事。」

印象的だったのは英語での論文発表の話だった。
「少しだけ背伸びしてチャレンジする選択をすることが大事かもしれない。
みんな研究の英語での発表をポスターでやるところ、俺はオーラルを選択して
皆の前で発表した。やっぱり緊張したけれど、今までに2回、その経験をして
きたし、そのうちの一回は表彰もされた。そいう経験の積み重ねは大事だと思う。」

救くいになるようなことも言ってくれた。
「やっぱり、合わない上司いるよ、理不尽なことで怒られたり、アップダウンの
激しい上司もいるから気分次第で全然反応違うし。でも、まあそんなやつもいる、
一生そいつに仕えるわけじゃないしね。」